抗男性ホルモン薬と漢方薬

抗男性ホルモン薬と漢方薬

抗男性ホルモン薬と漢方薬

 

抗男性ホルモン薬

前立腺肥大症の発生や進行には男性ホルモンが密接に関係しています。このため、この男性ホルモンの働きを整え、肥大した前立腺を小さくさせ、機械的閉尿を改善させるために使われるのが、抗男性ホルモン剤です。

 

日本では酢酸クロルマジノン、アリルエストレノールという二つの抗男性ホルモン薬が使用されています。

 

効果発現の早いアルファ受信体遮断薬とは違い、効果が表れるまでに数か月はかかります。副作用として性欲低下や勃起障害などの性機能障害があります。このためこの薬を服用中はPSAが正常値だからといって油断は禁物で、前立腺がんを見逃さないように注意が必要です。

 

前立腺肥大に対する第一選択役は通常やアルファ受信体遮断薬であり、抗男性ホルモン薬を最初にしかも単独で処方することがありません。各アルファ受信体遮断薬の効き目が悪いと感じるときにこの抗男性ホルモン薬を併用するのが一般的です。

 

欧米ではすでに新しい抗男性ホルモン薬である、デュタステリドという新しいタイプの認可が下り、既に使用され始めています。現在でも日本で承認のために治験が行われています。

 

漢方薬、植物薬剤など

八味地黄丸、牛車腎気丸、といった漢方薬、エビプロスタット、セルニルトンといった植物製剤、あるいは、パラプロストといったアミノ酸製剤も前立腺肥大症に対して使用されています。また最近ではノコギリヤシに代表されるいわゆるサプリメントの健康補助食品も人気が集まっています。

 

これらの薬剤の有効性に関しては大規模な臨床実験によるデータはなく科学的には十分証明されていないといっていいでしょう。このため一般的にはアルファ受信体遮断薬や抗男性ホルモン薬を併用し補助的な意味で処方されることが多いです。

ホーム RSS購読 サイトマップ